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内装工事で使用する石膏ボードとは?メリットとデメリットを解説

内装工事で使用される石膏ボードについて、基礎知識をご存知でしょうか。

内装費を抑えられるといったメリットがあるのですが、デメリットを知らずに使用すると後悔してしまう可能性もあります。

 

そこで今回は、内装工事で使用する石膏ボードのメリットとデメリットを基礎知識とともに解説してみたいと思います。

 

石膏ボードとは

石膏を板状にした素材を石膏ボードといいます。

一般住宅を含め、マンションやアパートなどの建物の壁、床、天井などの下地材に使用されている建築材料です。

壁や天井に断熱材を入れる工事をしますが、その後に被せるものになります。

 

石膏ボードの特徴

ボードになる前の石膏は、硫酸カルシウムが主成分になっている自然鉱物です。

水を加えるとあっという間に硬化する特徴を持っています。

 

また、画鋲などを刺して抜いてみると、画鋲に白い粉が付きます。

これも石膏であるという見分け方になりますから、居抜き物件の壁をチェックするときには画鋲を刺してみるとわかりやすいです。

 

石膏ボードを内装に使用するメリット

ここからは、内装工事に石膏ボードを使用するメリットについて解説していきます。

 

価格が安い

石膏ボードのメリットのひとつは、価格にあります。

素材そのものが安価なので、多くの内装工事で使用されています。

 

しかもこの石膏ボード、普通にホームセンターや通販でも購入できる材料です。

サイズにもよりますが、1枚あたり500円ほどで購入することができます。

 

耐火性と断熱性に優れている

石膏ボードは、火災時にも効果を発揮します。

たとえば、火災が発生すると室内は高温になってしまいますが、一定温度以上に上昇しないといった耐火性能と断熱性能を持っています。

 

ポイントになるのが、石膏に含まれる「結晶水」です。

結晶水は高温で熱分解を起こし、水蒸気となる性質を持っています。

なので、温度が一定以上に上昇せず、その間に消火活動ができるというわけです。

 

遮音性に優れている

石膏ボードは先に述べたように断熱材を入れた後に被せるフタの役割になります。

壁の内側に空間を作りだし、音を通しにくくしてくれます。

 

最近では、一般住宅でも趣味部屋としたオーディオルームを設けるようですが、より遮音性を求める場合、遮音性能の高い石膏ボードを入れるのがおすすめです。

 

石膏ボードのデメリット

ここからは、石膏ボードを内装工事で使用する際のデメリットについて解説したいと思います。

デメリットを念頭に置いてから、内装工事に石膏ボードを使用するかどうかを決めましょう。

 

衝撃に弱い

石膏ボードの特性上、『面』の衝撃に強いのですが、『点』の衝撃に弱いというデメリットがあります。

点というと、画鋲や釘などの鋭利なモノになります。

 

石膏ボードの入った壁に画鋲を刺すと、穴が空くだけでなく、欠けてしまう可能性もあります。

この場合には加工技術にて衝撃を和らげる方法が取られています。

 

耐水性が低い

ボードにするために、石膏と紙で作る石膏ボードですが、水に弱いのもデメリットです。

なので、トイレやキッチンといった水まわりの壁には不向きです。また、日本の気候風土である高湿度の空間で使用するのも不向きです。

 

石膏ボードの種類

石膏ボードと一口にいっても、実際にはさまざまな種類があります。

それぞれに特徴も異なるので、内装工事ではどこに使用するかを考慮しましょう。

 

標準ボード

一般住宅に多く使用されるのが標準となる石膏ボードです。安価で、ホームセンターなどで手軽に購入できます。

 

シージングボード

水に弱い石膏ボードですが、石膏と紙に防水加工を施したシージングボードもあります。

これなら、トイレなどの水まわりにも使用できます。湿度や温度による伸縮もありません。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

内装工事で使用する石膏ボードについて簡単ですが、解説してきました。

 

石膏ボードを内装工事で使用することにより、内装費を抑えることができます。

内装の雰囲気に合う適切なモノを選んだり、有効活用してみてはいかがでしょうか。

 

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