ー新築住宅を建てる!施主も知っておきたい内装工事の流れー
新築住宅を建てる際、業者任せにしていないでしょうか。
基礎工事から始まり、内装工事や外構工事を経てようやく完成する建物。
その流れを把握しておかなければ、完成後トラブルが発生しても対応に遅れが出る可能性もあります。
信頼できる施工会社に任せる場合でも、基本的な流れについては知っておきましょう。
着工から完工までの流れ
新築住宅を建てる際の流れについて簡単に紹介しておきます。着工から完工までは、以下の通りです。
・地盤調査から始まり、水道工事を行います。
・基礎工事として、配筋検査や木造積み上げを行います。
・上棟式を行ったのち、屋根工事や外装材の取り付けを行います。
・仕上げ内装工事として壁にクロス貼り、床にフローリング貼りを行います。
・外構まわりを施工します。
・完成
新築住宅を建てる際、段取り良く工事が進むとおよそ半年もしないうちに建物が完成します。
次からは、内装工事の流れについて詳しく紹介します。
内装工事について
住宅の基礎工事が完了すると、屋根工事が行なわれ、ようやく内装に着手できます。内装工事は電気系統をはじめ、仕上げの段階となる仕上げ内装までがあるので、一貫して請け負える施工会社を選んでおくとトラブル対応もしやすくなります。
では、屋根工事後からの流れを見ていきましょう。
壁や床、天井やサッシ取付工事
内装工事としてまず、天井や仕切り壁、床をはじめ、窓などの建具を取り付けるためのサッシ取付工事をします。このとき、サッシの動きが悪いこともありますが、のちに微調整が入ります。(取付後に外壁防水シートを張る施工も行なわれます。)
なお、基礎部分には防蟻処理を必要にします。湿気に弱い木材の下地をはじめ、軸組にも薬剤を散布します。環境や人に安全性の高い防蟻剤を使用することで、基礎固めが抜かりなく完了します。
電気系統
代表的な内装工事になります。石膏ボードを壁に取り付ける前に、電化製品を使用するためのコンセントや照明器具を使用するスイッチを設置します。このコンセントの数やスイッチの位置については変更したい要望も案外多いです。
使用する電化製品の数や、どこで使用するのかをこのタイミングで確認しておきましょう。図面だけでは分からなかったことも現場でなら把握しやすくなります。変更したい箇所があれば、その場で相談します。
断熱
こちらも代表的な内装工事になります。壁、床、屋根の内側部分に張り、その断熱材の上から石膏ボードを張ることにより、内壁の下地が完成します。
断熱性能により、夏は涼しく冬温かい室内空間が保たれます。
仕上げ内装工事について
内装工事も大詰めを迎え、美しい内装に仕上げるための工事が行われます。
フローリングやタイル貼り
壁のクロス貼り後、フローリングやタイル貼りを行います。
造作や建具
つくり戸棚や押入れ、収納家具を造作したり、ドアや窓、ふすまや障子などを取り付けます。
照明器具取付工事や設備設置
電気工事士によって、LEDライトなどの照明器具や空調設備(エアコン)の設置が行われたり、スイッチのオン・オフを確認し、コンセントカバーの調整などが行われます。
また、水回り設備ならユニットバスや洗面台、トイレなどの設備を取り付けます。
内装工事のおおまかな流れは上の通りです。完成したら、外装・内装工事に不具合がなかったかをチェックするための竣工検査を行います。
おわり
いかがでしたか。基礎工事が終わってからは内装工事が進められます。できる限り、内装工事が始まってからは現場に足を運ぶことをおすすめします。
何かしら気になる点や、変更点などに対応が取りやすくなるからです。そのようなコミュニケーションが図れるように、業者との関係性もポイントに施工会社を選んでおくと良いでしょう。
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