ー内装工事の仕事は資格がなくても働ける？求められるスキルを解説ー

 

「内装工事の仕事を探しているけれど資格は必要？」
「求められるスキルは何だろう」

無資格で内装工事の仕事を探している方のなかには、上記のような疑問を抱いていることもあるのではないでしょうか。

内装工事の仕事は資格がなくてもできますが、取得しておくと転職や就職に有利です。

本記事では、内装工事に関する資格について詳しく解説します。あわせて、仕事内容も紹介しているため、内装工事の仕事を探している方は参考にしてください。

 

内装工事の仕事に特別な資格は不要

内装工事の仕事は資格がなくてもできます。

そもそも、内装工事とは建物内の内装をすべておこなう仕事です。塗装の仕上げや左官工事、家具の工事など幅広い仕事を請け負います。

無資格でも職に就けますが、知識や技術を高めるためには資格取得がおすすめです。

 

内装工事の仕事に役立つ資格3つ

ここからは、内装工事の仕事に役立つ資格を紹介します。

 

1. 内装仕上げ施工技能士

内装仕上げ施工技能士は国家資格のひとつです。取得していると、内装工事の施工に必要な技能や知識を習得できます。

内装仕上げ施工技能士は、壁紙や床材の施工技術、塗装技術などのスキルを習得でき、専任技術者になれます。

内装工事の品質と施工効率の向上が期待できるでしょう。

 

2. 建築施工管理技士

建築施工管理技士は1級と2級があり、現場の施工管理を行ううえで必要になる国家資格です。

内装工事の施工管理は安全性や品質の確保、工程管理などが求められます。建築施工管理技士の資格を取得すると、現場において主任技術者や監理技術者といった役割を担えます。

1級は工事規模に制限がないため、大規模工事を行う建設会社への就職や転職もしやすくなるでしょう。

 

3. 建築士

建築関係で代表的な建築士は国家資格です。設計から施工まで、幅広い業務に関わりたいと考えている方におすすめです。

内装工事においては必須の資格ではありませんが、社会的な知名度の高い資格のためとくに、会社からの信用度が上がるでしょう。

建築士は内装工事の設計や施工監理、コスト管理など幅広い業務をこなせるため、転職や就職にも有利です。

 

内装工事に求められるスキル

内装工事の仕事をするにあたって、求められるスキルについて解説します。

資格がなくても働けますが、お客さまが満足できる内装工事を行うためにも参考にしてください。

 

細いところに気づける気配り

内装工事では、細かい部分に問題があると全体の仕上がりに影響します。

壁紙を貼るときに空気が入っていないか、床材の継ぎ目がきれいかどうかなど、最後まで細心の注意を払って作業をおこなうことが大切です。

細かい部分まで気がつける丁寧さを心がけると、お客さまのニーズに最大限に応えられるでしょう。

 

柔軟な対応力

内装工事では、建物や空間に適した技術が求められます。

医療施設なら安全性、商業施設ならデザイン性など現場に合わせて柔軟に対応する能力が必要です。

また、お客さまから急な要望や変更が生じる場合もあるでしょう。現場の進行が滞らないようにするためにも、迅速な対応が大切です。

 

コミュニケーション能力

内装工事の仕事はチームで行います。施工者や設計者など、複数の関係者とのコミュニケーションが欠かせません。

適切に情報共有できると、効率よく工事を進められます。

内装工事に関する知識や技術はもちろん必要ですが、人としてのコミュニケーション能力が求められることも理解しておきましょう。

 

まとめ

内装工事は無資格であっても、柔軟な対応力やコミュニケーション能力に自信がある方におすすめの仕事です。

ただし知識や技術を高めるためには、将来的に資格取得がおすすめです。

 

・内装仕上げ施工技能士
・建築施工管理技士
・建築士

 

内装工事の仕事は未経験でも始められるため、働きながら知識と技術を学び、資格取得にチャレンジするとよいでしょう。