内装工事は天井や床、壁など種類がいくつかあり、
既存の資材を取り除いて新しく施工する方法と既存の資材の上に施す方法があります。
既存の資材の上に施工する方法はリーズナブルですが、
状況や資材の状態によって適していない場合もあるので注意が必要です。
また、費用のほかに工事に費やす時間も差があります。
1.外観やエントランスに合った内装工事
内装工事を検討する理由は、老朽したために新しくリフォームしたい、
既存の壁や床、天井に飽きたのでイメージを変えたいなどさまざまです。
壁や床、天井はそれぞれ使用する素材の種類も豊富で、選択する際迷ってしまうことも多いでしょう。
コストパフォーマンスばかり重視すると、施工後にもう少しグレードアップしても良かったと思うこともあります。
内装工事後に後悔しないよう、じっくりと時間をかけて検討しましょう。
また、外観やエントランスのイメージに合わせることも大切です。
外観が北欧風で内装が和風というコーディネートも悪くはありませんが、
やはり違和感があり、落ち着きません。
まとまりを良くするためにも、北欧風は北欧風、和風は和風というように合わせましょう。
2.内装工事の種類
壁の内装工事には種類があり、それぞれ耐久性も異なります。
塗装は外壁塗装で使用するのとは違い安全性を重視した塗料を使うのが一般的です。
ポピュラーなのがアクリルエマルションペイント、ウレタンなどで比較的費用もリーズナブルになります。
また、珪藻土や漆喰など自然素材を使った塗料も人気で、
費用はやや高額になりますが、安全性の面ではより安心です。
できるだけ費用をかけたくない…そんな場合は石膏ボードという選択肢もあります。
石膏ボードは数ある資材の中でもリーズナブルで、加工しやすく柔軟に施工できるのも利点です。
耐久性が低く湿度に弱いというマイナス点もありますが、コストパフォーマンスや加工しやすさでは優秀です。
また、音が気になる場合は、グラスウールを使用した石膏ボードもあります。
クロスは壁の素材の中でもデザインの種類が多く、選ぶ楽しみがあります。
自由度が高く張り替えも比較的簡単です。
大きく分けると量産品と1000番品があります。
量産品は大量に生産できるため費用が安く、1000番品は費用は高くなりますが大量生産にはない高級感が魅力です。
3.タイルを使った内装工事
タイルは粘土でできた資材の1つで、薄板状が特徴です。
レンガにも似ていますがタイルは薄い形状で、比較的扱いやすくなります。
タイルはキッチンやトイレなど水回りに使用するイメージがありますが、
リビングなど水回り以外の場所にも使用されています。
キッチンやトイレなど水回りには汚れを落としやすい光沢のあるタイプを選ぶのに対し、
リビングには光沢が抑えられたタイルを選ぶのが基本です。
光沢がないタイルは、独特の温かみがありナチュラル系のお部屋によく合います。
サイズが小さなタイルを使用するモザイクタイプや厚みの異なるタイルを組み合わせて施工する方法もあるので、
お部屋の印象に合わせて選択すると良いでしょう。
タイルを床に使用する場合、安全面を考慮して光沢のあるタイプではなく滑りにくいタイプを選ぶのが基本です。
内装工事は種類があり、状況や予算、好みに合わせて選ぶのが基本です。
また、外観やエントランスに合っていないと落ち着かない印象に仕上がってしまうおそれもあります。
そのようなことがないように、イメージに合わせてコーディネートすると良いでしょう。
天井や床、壁の資材は種類が豊富です。
失敗のないように、内装工事の前にそれぞれの特徴をよくチェックしておきましょう。