内装工事は建築工事によって完成した建物の内部工事です。
内装工事とはどのような作業があるのでしょうか。
具体的には、部屋どうしの間仕切りの壁、建具設置、床や壁、天井などのクロス張りの仕上げ工事などがあります。
しかし、店舗などの内装工事では電気、水道、ガスをはじめとした設備工事が含まれることもあります。
店舗の内装工事を行う際、店舗に必要な設備工事と内装工事を同時に進めることが多いことなどから、内装工事に設備工事も含めて考えることが多くなっているのでしょう。
内装工事をする上での国家資格となる内装仕上げ施工技能士
建物の内装工事を進めていく中で、内装の仕上げの作業は内装の出来栄えを大きく左右する大切な役割です。
内装仕上げを行っていく際、内装仕上げ施工技能士という国家資格が重要になります。
内装仕上げをしていく対象物の種類によって分けられ、具体的には、プラスチック系の床仕上げ工事、銅製下地工事、ボード仕上げ工事、カーテン工事などです。
建物の内装工事は、床や壁をはじめ天井の仕上げ工事。
カーテンやブラインドなどの工事と、その内容はさまざまです。
これらは、建物の最終的な仕上げとなり、その出来栄えによって建物、環境の雰囲気、見栄えを左右する大切なものとなるでしょう。
このような建物の最終的な仕上げを行っていくのが内装仕上げ施工技能士です。
建物の内装を進めていく際に、絶対に必要な資格ではありません。
しかし、状況によって資格を取得することが必要となる国家資格のひとつでしょう。
また、内装仕上げ施工技能士の資格を取得していることにより技術や知識の証明となる場合もあるのではないでしょうか。
資格の種類や取得する条件について
内装仕上げ施工技能士の資格は必ずしもないと仕事ができないという資格ではありません。
しかし、自分の持っている技術、知識を証明する点では重要となる資格です。
また、この資格を取得していることによって仕事を受けやすい状況もあるのではないでしょうか。
内装仕上げ施工技能士は1級から3級まであります。
1級は厚生労働大臣の認可となります。
2級、3級については都道府県知事の認可となる違いがあります。
この資格を受験するためには1級と2級では、一定の実務経験が必要とされますので注意が必要です。
まずは、内装工事の現場での経験が大切になります。
また、内装仕上げ施工技能士の試験は鋼製下地の工事作業、ボード仕上げ工事、カーテン工事、床仕上げ工事作業という4つに分かれています。
このようなことからも現場での経験、知識、技術を学び、自分のものとすることが非常に重要となるのではないでしょうか。
内装工事に求められるものとは
内装工事を進めていく中で、その仕事内容は非常に細かい単位の内容を要求され仕上げていかなければならないこともあります。
このようなことから、内装仕上げでは手先が器用、モノづくりが好きな方にピッタリでしょう。
内装は人の目に触れる場所が多いことから、丁寧に、綺麗に仕上げること、完成度にこだわりを持てるような方が向いているのではないでしょうか。
また、現場では複数の人と仕事を進めることが多く、各職人と協力ができるなど協調性があり、コミュニケーション能力が問われることもあります。
このようにコミュニケーション能力が高く、人と上手に作業を進められる方にもおすすめの職業です。また、作業には納期があるため計画性なども必要とされます。
内装工事は建物の印象や雰囲気を大きく左右するものです。
作業を進める際に、資格などは必要ありません。
しかし、持っている技術、知識などを証明するものとして内装仕上げ施工技能士の資格も重要なものです。
また、資格を取得していることによって業務内容に広がりが出るでしょう。