内装工事と聞いて、一般的には一戸建て住宅向けというよりも「店舗」向けといったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
新店舗オープン、リニューアルオープンの場合に内装工事を必要にします。
店舗の種類が違うなら、コンセプトも全く違いますから、それに合わせてさまざまな内装工事を行わなければなりません。
ただ、具体的にどんな流れで施工するのかがわからない人も多いでしょうから、作業手順を含めて、触りだけご紹介したいと思います。
内装工事とは
内装工事とは、基本的に室内のデザインや設備などを整えるための工事をいいます。
ちなみに、ひと口に内装工事といっても設備も違うなら、さまざまな工事に分かれることになり、作業手順も増えたり、減ったりします。
しかし、一般的に内装工事というのは、電気、ガス、水道などの設備工事も含めた工事と捉えてよいでしょう。
内装工事で携わる者たち
内装工事の内容にもよりますが、多くの業者が介入しています。
たとえば、店内レイアウトを担当するデザイン設計士もいれば、内装工事を請け負う施工管理会社もいます。
また、電気、ガス、水道などを引き込む業者もいます。
よく、リフォーム業者に依頼をすれば、一貫して工事を行ってくれるといったイメージを持たれやすいですが、業者ごとに専門分野が異なるため、必要に応じてリフォーム会社から依頼をしているケースもあります。
また、内装工事は作業ごとに段階的に進めるので、業者間の連携もポイントになります。連携がとれないと、スムーズに進みません。
内装工事の作業手順について
内装工事の種類はおおまかに8つあります。
・軽天
・クロス
・塗装
・床仕上げ
・建具
・電気
・水道
・ガスです。
電気、ガス、水道に関しては、専門業者が必要になります。
作業手順としては内装仕上げがほぼほぼ完了してからです。とくにガスは火の元に注意が必要になるので、内装工事の作業手順では一番最後にもってくることが多いです。
それではいくつかの作業手順を詳しく見ていきましょう。
軽天
軽天工事では、天井や壁などの骨組みを軽天を用いて施工します。
壁がない場所に壁を作るといったイメージです。ワンフロアを区切りたい場合には必要になる工事です。
クロス
壁紙の張替えの作業になります。内装工事といってもプチリフォーム程度なら、クロスを張替えるだけでも十分、内装の雰囲気を変えることができます。
今はさまざまな色柄、機能性のあるクロスが発売されているので、場所に適したクロスを貼りましょう。
電気
照明やコンセントなどの電気設備を整える内装工事です。
照明ひとつで、内装の雰囲気が様変わりするため、設計段階でしっかり計画しておきたい工事です。
たとえば、スポットライトを使っておしゃれなカフェ空間を作ったり、ムードのあるホームシアタールームにすることも可能です。
水道
給排水設備工事といいます。建物内に水を取り込む給水、キッチンやお風呂で出る雑排水を建物の外に出す排水の工事を行います。
また、トイレや洗面台などの水まわりの設備を取り付けたりもします。
ガス
最後にガス工事です。ガスの配管や設備の設置になります。
たとえば、IHクッキングヒーターを設置したり、給湯器を設置したり床暖房を設置したりできます。
まとめ
いかがだったでしょうか。触りだけですが、内装工事とひと口にいっても携わる業者の数も違いますし、作業手順もさまざまだということが理解できたのではないでしょうか。
大事なのは、業者同士の連携になりますから、信頼できる業者を選ぶようにすると、スムーズに作業が完了すると思います。