建築関連の仕事にはさまざまな種類があり、その中の1つが内装工事です。
内装工事の仕事は幅広く、一般家庭以外に商業施設やビル、店舗など多岐に渡ります。
多くの仕事に携わることはとても魅力があり、やりがいのある仕事です。
1.内装工事のやりがい
建物を建設する際基礎や外構、外壁などさまざまな工事があり、内装工事は室内の多くを担当することになります。
仕事の数も豊富で多くの現場に関わることができるので、自分のステップアップにもつながるでしょう。
また、依頼者に喜んでもらえることで、やりがいを感じられます。
内装工事をやって良かった…と思えることでしょう。
内装工事は、内壁と床、間取り、収納などあります。収納は昔はふすまを開閉し使う押し入れが存在しましたが、
最近はふすまを使用することは少なくなり押し入れと呼ばれることはほとんどありません。
また、タンスを置かずにクローゼットを設置する家庭が増えました。
クローゼットの設置は各部屋だけでなく廊下などにも設けられ、昔に比べて仕事の幅も拡大されています。
2.内装工事の1つである壁工事
壁工事は内装工事の1つで、塗り壁とクロスに分けられます。
塗り壁の中でも注目されているのが漆喰や珪藻土などの自然素材を使用した工事です。
リーズナブルな塗料に比べると費用は高くなりますが、安全性が高く体への害が少ないという利点があります。
また、漆喰や珪藻土の壁は職人の知識と技術が必要です。
上手に仕上げるにはテクニックがいるため、仕上がりの差が表れやすくなります。
クロスの張り替えで使われる素材は量産品と1000番台に分けられます。
量産品は工場で大量に生産できるのがメリットです。
1度に多くの量を作られるために価格も比較的安くなります。
1000番台品は大量生産にはない特有の温もりが利点です。
少し価格は高くなりますが、こだわりのある人に選ばれています。
塗り壁もクロスの張り替えも、工事の内容によってトータル費用にばらつきがあります。
クロスを剥がして下地を整える場合、そのための手間がかかるために費用が高額になるのと考えましょう。
塗り壁の内装工事も既存の壁がクロスだった場合、剥がしてから施工をしなければなりません。
クロスからクロス、塗り壁から塗り壁、クロスから塗り壁、塗り壁からクロス、
それぞれ内装工事に費やす時間と費用は規模や状況により差があると思っておきましょう。
3.床と間取りを内装工事
床の内装工事は、既存の上にそのまま施工する方法と既存の床を撤去して新しい資材を施工する方法があります。
既存の上に施工する方法は撤去の手間がかからないので、工事時間も短くなり費用も安くなります。
ただ、既存の床の傷み具合が激しいとおすすめできない場合もあるので、注意が必要です。
床の内装工事で使う木材は、無垢材と集成材があります。
無垢材は天然の木をダイレクトに感じられること、高級感が魅力で、
集成材は木のマイナス点である反りや割れが起こりにくいこと、お手入れが楽なことが利点です。
間取りの内装工事は、壁を新しく設置し部屋数を増やす、壁を撤去してスペースを広くする工事があります。
住み始めた当時は満足していても、家族が増えた、
子どもが独立したなどライフスタイルの変化で住みにくくなることもあります。
そんな時に役立てられるのが内装工事です。
ドアや壁の素材もバリエーション豊富で多くのデザインから選択できます。
内装工事がきれいに仕上がると達成感があり、やりがいを感じられます。
内装工事の内容は幅広く、室内の多くの部分を手掛けるためやりがいのある仕事と言えます。
さまざまな仕事に携われることは、ステップアップにつながることでしょう。
壁や床、収納や間取りなどあり、美しく仕上がると達成感を感じられます。